初めてのジビエ料理(ヒヨドリの塩焼き篇)
11月15日 ~夕方~
ヒヨドリ1羽をゲットし無事に帰宅。
まずは鉄砲の汚れを軽くふき取りガンロッカーへ。
カギをかけて一安心。
さて…急いでシャワーを浴びなければ!!
寒い!!濡れていて気持ちが悪い!!
風呂は命の洗濯とは良く言ったもので、今日の失敗や悔しい思いもすべて流してくれる気がする。残念ながら風呂場にペンギンはいなかった。
さて、サッパリしたところでヒヨドリを調理していく。
ツイッターをはじめネットによるとヒヨドリはとてもおいしい鳥だという。
煮てヨシ焼いてヨシの食材とのことなのでとりあえず素材の味が分かる塩焼きにしてみることにした。
野鳥は衛生的によろしくない場合が多いので使い捨てのマスクとゴム手袋を装備。
まずは羽根をむしる。本当なら外で羽根をむしっておくと楽なのだが今回は水没して早く帰りたかったので自宅で。
仰向けにしておしり周りの羽根をむんずと掴み引っこ抜く。
…皮まで剥けてしまった。ヒヨドリは皮もおいしいとのことだったので残念だったが今回は皮なしで焼いてみることにした。
5分ほどで全体の羽根がむしれた。
脂は少し乗っているようだ。
頭と足をキッチンばさみで切り落とす。
体を開いて内臓を取り出し流水で洗う。
ここまでくると完全に「お肉」になる。
ヒヨドリの丸焼きは骨ごと食べるのが一般的らしく包丁で叩いて太めの骨を砕いて食べやすくしておく。
そして塩を振りかけてグリルの中へ。
焼いていると脂の焼けるジュワ!っという心地いい音がしてきた。頃合いを見てひっくり返してまた焼く。
凄くいい香りがして期待が募る。
そして、完成。
ヒヨドリの丸焼き。
脂ヨシ!香りヨシ!
いざ実食。
ウマァァァァイ!!!!!
スゴイ!居酒屋にあったら必ず頼む!!ジューシー!旨味もある!骨ごと食べるのがまたいい!!
例えるなら、
「ジューシーな鶏の胸肉に少しレバーの風味があって骨のカリカリ感がある」感じ。
自分でとった初めての獲物ということを差し引いてもとてもうまい。
調理法も素材の味がダイレクトにわかる塩焼きだったのも正解だった気がする。
これから“自分で獲った鳥は必ず塩焼きで素材の味を確かめる”というルールでやっていこうと決めた。
(よもやこのことを後悔する日がすぐにやってくるとはこの時知る由もない。)
これからヒヨドリは撃てる状況なら積極的に狙っていきたいと心に誓う。
ごちそうさまでした。