ジビエ料理を作ろう!(恐怖のキンクロハジロ篇) パート1
キンクロハジロを獲った日の夜。
(その時の様子はこの記事)https://gudaguda-outdoor.hatenablog.com/entry/2019/12/17/163221
先輩との協猟で獲った初めての獲物。
腹に弾を受けているのでその日のうちに捌くことにした。
改めてキンクロハジロをネットで検索してみる。
『海ガモの仲間はまずい!!』『魚介の味がする』『ザリガニ水槽の味』
・・・・・・。
見なかったことにしよう。
ツイッターに投稿して先輩たちの反応をみる。
『海ガモはすごいよ!』『まじかよ』『牛乳や酒に付けてしまうと風味が損なわれる。そのまま食べよう。』
・・・・・・。
解体をはじめよう。
使い捨てマスクと手袋を装備。
黒いビニール袋からヤツを取り出す。
やはりコガモとは違う臭気。
羽根をむしる。
・・・・・・。
帰宅してから冷蔵庫に入れていたため皮下脂肪が固まったのかぐにゅぐにゅと固いゴムに覆われているような感触。
抜きづらい。
お湯をかけて抜きやすくしよう。
シンクの中にヤツを置き、鍋一杯のお湯を沸かしてぶっかける。
「グフッ!」
鳥の羽毛臭と独特の生臭さをたっぷり含んだ蒸気をもろに顔面に受けてしまった。
この生臭さはどう例えればいいのだろうか。
タラの白子の嫌な部分を凝縮したような感じだろうか。
ある種まろやかな内臓の臭みは語彙力の乏しい現代っ子には例えようがない。
これは皮を剥こう。
そしてじっくりとグリルで焼いて脂を落とそう。
羽根抜きもそこそこに皮を剥いていく。
やはり皮が分厚い気がする。
皮を剥ぎ、精肉していく。
その前に残ったすなぎもとハツ、レバーを取り出す
お腹を開いて引っ張り出す。
「…?…!!うわクサ!わははははははは!」
思わず笑ってしまうほどの臭気。
しかも想像以上にすなぎもが大きい。
恐る恐る割ってみる。
右上がむね肉
左上がモモ肉
左下のごろっとしたのがすなぎも。
ムネ、モモ。
— 五更アヤネ(ハンティング用) (@gudagudabrog) November 26, 2019
スナギモが思ってた倍以上あるんですが…
怖いからやめとくか… pic.twitter.com/H7SPax7ZvA
私は実家でミシシッピアカミミガメ通称ミドリガメを飼っている。
私が5歳頃にホームセンターで出会い、かれこれ20年ほどの付き合いである。
プラの衣装ケースで飼育しており一週間に一回水替えをする。
その時はフンが溜まって非常に臭いが出る。
なぜかその時の記憶がフラッシュバックする。
そう全く同じ臭いだ。
すなぎもは止めておこう。
その他内臓系も今回は止めておこう。