2回目の出猟 パート1
11月16日
この日は朝からソロハンティングを計画。
前日先輩がカルガモを仕留めたポイントへ。
今日は持ち物に自作カモキャッチャーがある。
昨日先輩が腰まで入水してカモを回収したのを見て急きょステンレス針金とスーパーボールで拵えておいたもの。
うまく回収できるかは少し不安だがモノは試し。
さてポイントに到着。
いない。
ポイントに向かう道沿い、民家に囲まれた用水路にカモがたまっており撃てる場所にはいない。
ヤツら確実に避難している…!
ここのポイントは諦めよう。
さて次のポイントは。
昨日行ったキジの良くいる畑。
その一つとなりの谷間にあるポイントにしよう。
そこは師匠が「あそこはたくさんキジがいるだよ。エアライフルじゃきついかもしれないけど、散弾銃で犬連れてくと面白いように飛びあがるでね。」と言っていた場所で、先輩とも一度下見に来た場所だ。
行ってみよう。
車でモンスターエナジーを飲みながら向かう。
さて、到着。
ここは集落から少し上った場所。
農道の途中に高さ2mほどのシカ柵ゲートがあるためそれを開閉し猟場に入る。
一面に広がるススキ原。
元は棚田だったらしく1km四方が段々とススキ原になっている。
半年に一回の林道整備にしか使われていないような荒れたコンクリ道を歩く。
人とキジの気配はない。
師匠の言う通り密集して生い茂る草丈2m近いススキ原。
見通しが利かずキジが飛びあがらない限りわかりそうにない。
しばらく道を歩いて登る。
今日も晴れて良かった。
これ以上いくとキジではなくシカやイノシシと出会いそうだ。
足跡もウンコもあるし。
さて下りよう。
振り返る。
こんなにきれいな風景を独り占めできたから今日は獲物が取れなくてもいいかもしれない。
そんな考えが出るほどの風景がそこには広がっていた。
(2回目の出猟パート2へ続く)