ハンティング車に乗り換えました。
猟期が始まって少したった11月下旬。
スバルサンバーバンを納車した。
猟のため山道に強い四駆で荷物の積める軽バンを以前から探していた。
今まで乗っていた車はスバルのヴィヴィオビストロ。
私と同い年のワインレッドが印象的な車である。
初めて買った車ということもあり非常に愛着もあり良い車である。
しかし街乗りには非常に良いのだが峠越えをしたり林道を上り下りするにはいささか不安な車であった。また猟場になる河川敷や農地エリアに留まっていると非常に目立ってしまう。決してやましいことをしているわけではないのだがやはり人目につくのはよろしくない。
そこで現地迷彩であり山道にも強い四駆のスバルサンバーバン(AT)に白羽の矢が立ったのである。
この車はサバゲー仲間の車屋さんが見立ててくれた。以前乗っていたヴィヴィオビストロをお願いした車屋さんである。
サバゲー休憩中に「いいケッパコ(軽バン)ないっすかねー」と話した翌日に見つけてくれた車である。驚きの早さ。さすがプロである。
お値段も自分で探していたときの2/3ほど。
即決であった。
さて納車日に戻ろう。
ハイルーフタイプということもあり車高が高い。190㎝だそうである。
室内空間も広く、後部座席を倒しフルフラットにすれば180㎝はある。
車屋さんを前にほくそ笑む。
車中泊旅にもってこいではないか。
初めての車中泊は12月。サバゲー会場からの帰り道。高速道路のSAであった。
車の特性上長時間のアイドリングは出来ず、ヒーターも弱い。
最初は無理やり寝袋の中で丸まった。しかし手足の先が痛い。カイロも寒すぎて温まらない。そんな状態で1時間ほどウゴウゴ。
車のウィンドウが両側から凍り付き外が全く見えない。
耐えきれずにドアを開けようとするもドアも凍り付いて固まっていた。
勢い良く蹴り開けSAの温度計を見るとマイナス13度。
そこからSAのフードコートにすぐさま移動し数時間座眠で耐え忍び明るくなってからえっちらおっちら帰ってきた。
そんな苦行ともこれでおさらばである。
一通りの説明を受けてシートに座る。
視線が高い。前輪と同じか若干前に体がある感じ。素晴らしい。
車屋さんと別れて少しドライブ。
アクセルとブレーキの感覚が若干違う。
それでもいい車だ。
前の車はペットのようなカワイイ印象であったが今回はTHE道具といった印象。なにか無敵感のような感情が湧き起こる。
車中泊のために車内空間を充実させていこう。
獲物ように耐水シートも買わねば。
これからのハンター人生。共に征こう。サンバーよ。
(ハンティング車に乗り換えました。 終)